こんにちは
サワキと申します。
自分の中に三つの自分があるってどういうこと?
今回は、この三つの自分について掘り下げていきます。
もくじ
1.心理学という目で覗いてみた自分の中の三つの自分とは
交流分析では
自分の中にある三つの自分により自己意識が作られていると考えられています。
この三つの自分は
『親の自我状態』『大人の自我状態』『子供の自我状態』に分けられます。
この三つの自我によって、感情的な話し方になってしまったり、冷静に話せたり、甘えた話し方になったりします。
さらにそれを受け取った相手がこの三つの自我によって、感情的に受け止めてしまったり、冷静に受け止められたり、甘えとして受け止めたりするので、会話がますます複雑になってしまうのです。
そんな三つの自我を具体的に説明していきます。
2.心理学という目で覗いてみた親の自我状態という自分(Parent)
この親の自我状態を交流分析では″Parent″といい、この頭文字の ″P″ を取って表します。
この″P″は、批判的な”P” と 保護的な”P” に分けられますので、それぞれの”P”につい掘り下げていきましょう。
①批判的な”P”
批判的な”P”という自分は、偏見的な言葉であったり、封建的な言葉、威嚇的な言葉、非難的言葉などを言うの自分のことです。
具体的な例として
そんなこと当然でしょ!
いちいち理屈を言うな!
つべこべ言わずに言う通りにしろ!
あんたはダメだねぇ!
○○しなくてはいけません!
などの断定的な言葉を発します。
②保護的な”P”
保護的な”P”という自分は、心遣いや思いやりのある言葉であったり、慰めや保護的な言葉などを言うの自分のことです。
具体的な例として
可哀そうに。
よくできたわね。
大丈夫できるわよ。
してあげよう。
などの柔らかい言葉を発します。
3.心理学という目で覗いてみた大人の自我状態という自分(Adult)
この大人の自我状態を交流分析では″Adult″ といい、頭文字の ″A″ を取って表します。
この″A″という自分は、客観的な言葉であったり、合理的な言葉、事実評価などをする言葉を言うの自分のことです。
具体的な例として
私の意見では○○だと思います。
具体的に言いますと・・・
もう少し考えてみましょう。
などの冷静な言葉を発します。
4.心理学という目で覗いてみた子供の自我状態という自分(Child)
この子供の自我状態を交流分析では″Child″ といい、頭文字の ″C″ を取って表します。
この″C″は、自由な”C” と 順応した”C” に分けられますので、それぞれの”C”につい掘り下げていきましょう。
①自由な″C”
自由な″C″という自分は
本能的な言葉であったり、直感的な言葉、感情的な言葉を言う自分のことです。
具体的な例として
お願いやって。
できないから助けて。
綺麗だ!
汚い!
痛い!
好きだ、嫌いだ。
嬉しい。
などの感情的な言葉を発します。
②順応した”C”
順応した″C″という自分は、反抗的な言葉であったり、消極的な言葉、依存的な言葉を言う自分のことです。
具体的な例として
ちっとも分ってくれない。
どうせ私なんて・・・
もういいです。
よくわからないです。
などの自信のなさげや陰のある言葉を発します。
5.まとめ
今回は、交流分析の自分の中にあるP、A、Cという三つの自分について紹介してきましたが如何でしたか?
まずは、今の自分がどの自分で話をしていて、相手のどこに話をしているのかを冷静に判断することが大切です。これができるようになれば、いつでも冷静に会話を進めることができるようになりますね。